仕事に持っていく弁当を準備するのに5分もかからない。
なぜならこんなにも”雑”だからである。
仕事に持っていく弁当を準備するのに5分もかけたくない。
だからこんなにも”雑”な弁当スタイルが出来上がったのである!
冷凍庫から取り出したカチコチのままの肉と、これまたカチコチのままの白いご飯のかたまり。それを弁当箱に詰める。時々ご飯のかたまりの面積が広く弁当箱に入らないときなんかは、その「横に太っちょなかたまり」に多少の悪態をつきながら、そのまま手提げ袋に入れたりもする。ふとましい形になるように冷凍庫へ入れたのは、一週間前の私自身である。
ミニサイズのタッパには、トマトと玉ねぎのマリネが入っている。
副菜は日曜日に作り置きをしたものを1週間かけて食べるので、今週は毎日これ。
作れる副菜のラインナップはまだ少ない。マリネとナムルくらいしか作れない。
今度、シシャモの南蛮漬けとかにんじんしりしりとかにも挑戦してみたい。そんな気持ちだけはあります!でも、私は割と、有言不実行の女。
とてもじゃないけど、これだけではちょっと足りなさそうなので、みかんを添えておく。
「とてもじゃないけど」という言葉は大変便利であざとい。「とてもじゃないけど」という言葉には、ある種の余白を感じるけれど、意味としては結構な強意表現である。
それはそうとしてディスカウントスーパーで買ったこのみかん。買ったときからフニャフニャ気味で腐らないか心配でしたが、どうにか美味しく食べきることができました(´・ω・`)
先々週買ったみかんもハズレだったんですよ。あっちは一週間程度でカビが生えてきちゃって大変なことに(´;ω;`)
でも、袋に入れてあったのが幸いでした。ノールックで袋からみかんを取ろうとして、指がみかんの皮を突き破った経験なんて、これが最初で最後でしょう。
グニャグニャみかんに当たる確率が高いのは安いスーパーだからなのか、それとも吟味中にべたべた触るお客さんが多いからなのか……真相はわからない。どちらにせよ、フルーツは多少高くてもディスカウントではない普通のスーパーで買おうと胸に誓った1月でした。
で、こんな質素な弁当を食べながら考えていたのは、学生時代から一人暮らし始める前まで毎日のように色とりどりの弁当を作ってくれた母のことでした。ありがたや……。
毎日卵焼きを作ってウィンナーを焼く手間と優しさ。
冷凍食品を使うにしろ、毎週買うコストと、きっと「娘はどれが好きなんだろう」と考えながら選んでくれたであろう手間と優しさ。
母にも仕事があるのに、リクエストしたおかずを入れてくれる手間と優しさ。
それなのに私は、ちゃんと毎日ありがとうって言えてたっけ?
あれが美味しかったとか、感想を言えてたっけ?
朝お弁当を渡してくれることを当たり前のことだと思っていなかったっけ。
作ってもらっといて「あのおかずはイヤ」とか駄々をこねていたような……ウッゴメン母
一人暮らしを始めた今ですら、実家に帰ると「平日に食べられるようにいくつか冷凍おかずを作っといたよ」とか「月曜日の足しに何かおかず持ってく?」とか聞いてくれる母のことを大変ありがたいと思うと共に、申し訳ない気持ちにもなってきました。
今度の帰省時にケーキやお菓子を買って帰ろうかな。
バレンタインのチョコをあげるのもいいかもしれない ^^) _旦~~