一人暮らし

実際に一人暮らしを始めて「これは失敗した」と感じたことを綴る

百聞は一見に如かずとはよく言ったもの。半年前の私は一人暮らしを始めるにあたり、賃貸暮らしに関する情報を嫌というほど仕入れて万全な状態で部屋を選んだにもかかわらず、実際に住んでみると「あー、ちょっと失敗したなー」と感じる部分が多々ありました。

そのようなギャップだけでなく、想像にもしなかったトラブルもいくつかありました。

一人暮らしの生活を如何に楽しんでいるかは先日記事にも記しましたが、今回は反対にマイナスの部分(悪い意味でのギャップ)について記そうと思います。徒然なるままに。

料理しないつもりでもキッチンスペースは広い方がよかった

選んだ物件のほぼすべてに満足しています。が、正直キッチンに関してだけは後悔しています。

キッチンって料理するだけの場所じゃないんですよね。よくよく考えてみれば。いや、考えるまでもなく。物件選びのときに忘れがちだけどさ。

手も洗うし、顔も洗うし、お皿も洗うし、生ゴミの一時置き場になるし、冷蔵庫に入れないタイプの食品(レトルトとか調味料とかお菓子とか)の置き場でもあるし。電気ケトルに入れる水をそそぐのもキッチンよ。お皿を片付けて置くのだってキッチンだ。

キッチンが狭いと、洗い物や洗顔のときに手や頭をぶつける。痛い。

物を落とさないように慎重に動かさないといけない。めんどくさい。

「これをやるには皿をどかさなきゃならねえ!!そんな時間はねぇ!!」と皿を床に投げ捨てそうになる。あ、もちろん気持ちだけだよ安心してね。本当に投げたりしないよ。

一口コンロそのものが……、というより、そもそもコンロが一口しか設置できないような狭小キッチンってモノは、シンクも狭いし、まな板置く場所すらない。圧倒的不便。三角コーナーを置くと狭くて困るんだけど、三角コーナーがないと困るので困ります。蛇口に浄水器を付けると更に狭い。せっ、狭い!せめーー!!

しかもしかもしかも、キッチン回りが狭すぎるせいで、キッチンワゴンとか机とかを買えば多少マシになりそうだと思いつつもなかなかぴったり入るようなものが売っていないのである!!!!

冷凍庫、想像以上に使う。冷蔵庫、そんなにいらない

も~~ほんと、冷蔵庫と冷凍庫の大きさが逆になればいいのに!

私は週末に朝食用トーストも昼・夜用のおかずもすべて作り置きして冷凍庫に投げ込むので、冷蔵庫のスッカスカ具合からは想像もできないくらい冷凍庫内がミッチミチです。常にはちきれそう。

冷蔵庫自体の総容量は110Lくらいのものを購入しました。全然足りるやろって思っていたけど全然足りぬ。主に冷凍庫だけが足りぬ。しかし電源がないため、セカンド冷凍庫を買ったっところで使えないのも悲しいポイント。

ちなみに1Kのように居住スペースとキッチンが分かれているなら(あるいはホワイトノイズが気にならない人ならば)、各メーカーのエントリーモデルとか、アイリスオーヤマとかヤマダ電機とかのプライベートブランドでも充分ですよ。

「音がうるさい」と言われていた安い冷蔵庫を買いましたが、今のところ睡眠に支障はありません。1K住まいの人間より。

電子レンジには金をかけよ

単機能の8000円くらいのターンテーブル式電子レンジを買いました。これがねぇ、もうなかなかにダメなやつ。(写真は関係ないです)

全然あったまらん……ようやく夕食にありつけるぞ、と思ったらまだ中心が冷たい。ぬるい。ボルシチのシャーベット。「冷た!!!!」と何度叫んだことでしょうか。

もしあの7月の暮れにヤマダ電機で電子レンジを見繕っている自分へメッセージを送れるなら……「ハイスペック電子レンジを買えとは言わない。でも、せめて1万円以上のやつを選べ」と言いたいでです。

5階以上でも虫は出る

虫が出るというか、意外と窓や玄関、換気扇の隙間から入ってくるというか。

窓を開ければ網戸の隙間から小さい羽虫が入ってきては窓辺で息絶えているし、この間は小さなクモがプラーンしてフラフラしていたし。そもそも外廊下に普通にクモとかカメムシとかいるし。

入居1か月目の頃、 エレベーター乗り場が蜘蛛の巣だらけになっていて恐怖で管理会社に救援要請してしまったし。

なので5階以上だからといって気を抜いてはいけない。いつでも足の多い小さい奴らと出くわすかもしれないことを念頭に置き、万全な撃退準備をしておかなくちゃいけない。エーン怖いよママ。

休日が買い出しと作り置きで埋まりがち

私は平日はとにかく一秒でも早く帰って一秒でも長く趣味の時間に充てたいので、絶対に買い出しや料理はしません。故に食事はすべて作り置きかストック品(納豆とかツナ缶とか)になります必然的に。

で、それを実現できるかどうかは、休日の内にいかに買い出しと作り置きを済ませるかにかかっています。

マンションのキッチンが狭いこと、実家周辺のほうが物価が安いこと、それに加えて習い事の関係で絶対週末に実家周辺をうろつくことになるので、それならばいっその事とすべて実家でやっていまして。

これが案外、時間を要する作業なんですよね。気が付いたら買い出しとごはんづくりで休日が終わっていることもしばしば。

最近は日用品はできるだけ+2か月分くらいはストックしておき、その買い出しのためだけにドラッグストアやドンキホーテに行かなくてもいいように工夫中。ネットスーパーも便利との噂を聞いたので、活用してみたいと思う今日この頃。

土曜に終日予定を入れること。それは日曜日も半分潰すということ

平日に楽をするために、一体休日の何時間をそのための準備に使っているのでしょうか。

食材や日用品の買い出し。冷凍トーストの作り置き。三合炊きライス。一週間分の冷凍おかず作り。副菜作り。それと通院。ネイル。ちょっとした副業(実家の手伝い)。人付き合いもそこそこに。

ああなんと、休日は儚い。やらねばならぬ事をやっているうちに、東にあった太陽はあっという間に西へ行く。私はこの世界で太陽ほどせっかちなやつを一人しかしらない。そいつの名前は「時間」と言う。唐突ポエム。

で、例えば土曜日に終日遊びにいく予定を入れると、それらの家事のしわ寄せは日曜日へ行くわけでございます。それってつまり、土曜日一日だけでなく、日曜日の数時間をも潰すことになるのです。

もちろん、友達や家族との交流は、そのような損得勘定では測れない楽しさや社会とのつながり、知識と経験のインプットがあるので欠かせないし、趣味のために削りたいと思う領域でもないですけれども。

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